エルメスの輝かしい歴史は、高級馬具を製造する工房を持つこととなる1837年に始まります。
パリの文化と共に歩んだエルメスは、その伝統に自ら刺激を与え続け、あまりにも有名なスカーフやケリーバッグ等、数多くのエルメスの逸品を生み出すことになります。
ちなみに、ケリーバッグとは、ファッション誌「ライフ」に掲載のモナコ王妃のグレース・ケリーの名前が由来となっています。
当時、グレース・ケリーはちょうど妊娠中。
ケリーバッグでお腹が隠れるようにしたのだとか。
エルメスに栄光をもたらしているのは、なによりも品質と技術を優先させた職人気質に他なりません。
エルメスの皮革製品はすべて手縫いで、一人の職人が全工程を受け持ちます。
また、エルメスの製品には、職人の頭文字と製造年月日が入ります。